- 2025年08月18日
不動産集客で広告を行う際にはMEOも並行して実施する

代表取締役社長 兼 Webコンサルタント
中尾 優作
不動産業界の集客では、不動産ポータルサイトやリスティング広告に出稿することが一般的です。しかし、広告費の高騰や反響のなさなどの課題に悩んでいる担当者も多いでしょう。MEOは地域密着型のビジネスと相性がよく、SEOと比べると短期間で上位表示が可能です。また、MEOは、基本無料で利用でき他の広告との併用もできます。今回は、MEO対策を広告と併用した際のメリットやポイントを紹介します。
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広告とMEOを併用した方が良い理由
不動産関連の検索キーワードは、集客に直結する顕在層向けのキーワードが多く、検索ボリュームが大きいのが特徴です。「エリア名+新築戸建て」など具体的なキーワードで検索するユーザーがターゲットになります。
一方、MEOも「エリア名+不動産会社」など具体的なニーズを持ったユーザー向けの広告手法です。地域密着型のビジネスと相性が良く、不動産会社に適した広告でしょう。Googleの調査では、ローカル検索を行ったユーザーのうち約80%が実際に24時間以内に店舗を訪問し、そのうち約28%が実際の購入・成約に至ったと報告されています。
従来、不動産業界の主要な広告手法だったリスティング広告とMEOを併用することで、競合他社との差別化にもつながります。最新情報の更新や良い口コミは、信頼を獲得でき自社が選ばれる確率が高くなります。
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MEOを併用した際の3つのメリット
次に、不動産集客にリスティング広告とMEOを併用した際の3つのメリットを紹介します。それぞれのメリットを理解し、効率的にMEO対策を実施しましょう。
アクセス数の増加が見込める
リスティング広告とMEOは検索結果の上部に表示されるため、ユーザーの目にとまりやすくクリックされる確率が高くなります。広告枠とGoogleビジネスプロフィール、広告枠と自社ホームページの2つ表示されるため、流入経路も2倍になりアクセス数が増加しやすいでしょう。
しかし、リスティング広告は競合が増加すると入札単価が上がり、表示回数が減少する場合があります。そのようなときも、MEO対策を実施しておくことで、アクセス数の減少を抑えられます。
費用対効果が良い
MEO対策に必須なGoogleビジネスプロフィールは無料で登録・利用できます。MEO対策を実施したことがなくても、手軽に始められるでしょう。登録しないと正確な情報がGoogleマップ上に掲載されないので注意してください。
また、本格的なMEO対策を実施したい場合は、専門会社への依頼をおすすめします。MEO対策を専門会社に依頼する際の相場は、毎月約2〜8万円が目安です。競合が少ない場合は比較的短期間での効果も見込めるため、費用対効果が高いと言えます。広告費用に悩まれている方は、MEO対策を行い広告コストを削減する方法も検討しましょう。
来店率・成約数を改善できる
MEOは、店舗に訪問する見込みが高いユーザーに訴求できるのが強みです。
「エリア名+不動産会社」で検索するユーザーは、対象エリアの周辺に住んでいるか、定期的にそのエリアを訪れているケースが多いでしょう。また、検索エリアの不動産会社を利用することは決めており、どの店舗に訪問するか選んでいる状態とも考えられます。そのため、Googleマップの検索結果で上位表示されれば、見込み顧客が訪問する可能性が高くなります。
さらに、Googleビジネスプロフィールは以下の操作が1クリックで可能です。
- 電話をかける
- 経路案内を行う
- ホームページにアクセスする
電話番号や店舗住所を調べる必要がなくなるため、来店ハードルが低くなるでしょう。
来店数の増加は、商談機会の増加と信頼関係の構築に直結するため、成約率の向上にもつながります。
MEO対策を実施する際のポイント
最後に、MEO対策を実施する際のポイントを紹介します。広告効果を最大化するために、MEOの基本からしっかり確認しましょう。
ユーザーニーズに合ったキーワードを設定する
不動産集客のMEO対策では、「エリア名+ユーザーニーズのキーワード」の設定から始めましょう。エリア名は、東京都などの都道府県名ではなく、市区町村名や最寄り駅名にした方が効果的です。
ユーザーニーズを表すキーワードは、地域ごとによって異なります。ファミリー層が多い地域なら「新築戸建て購入」や「マンション購入」、学生が多いエリアなら「一人暮らし」などが適切です。ユーザーの検索意図を考慮して、キーワードを設定しましょう。
自社での取扱物件数が多い種別のキーワードは、ユーザーに見つけてもらえる可能性が高くなります。
Googleビジネスプロフィールを充実させる
Googleビジネスプロフィールの情報を正確に記載し、検索エンジンへの信頼性を高めましょう。営業時間や電話番号、サービス内容などすべての情報を正しく記載してください。
また、写真や動画を掲載するのも重要です。店舗の外観や内観写真だけではなく、スタッフ写真を掲載することで、ユーザーに親近感や安心感を与えられます。
口コミの管理と活用
Googleマップの口コミは、ユーザーが店舗を選ぶ際の重要な判断材料です。
良い口コミを増やし、悪い口コミには適切な対応することで、集客効果が向上します。検索エンジンは、口コミの数や高評価をランキング要素として考慮します。高評価の口コミが多いほど、ユーザーに価値の高い情報を提供する店舗と判断されるため、検索結果の上位表示に繋がる可能性が高くなります。
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まとめ
今回は広告とMEO対策を併用した際のメリットや実施した際のポイントを紹介しました。
MEO対策は、検索結果で不動産ポータルサイトよりも上位表示が可能です。他の広告と併用することで、流入経路を増やし、アクセス数の増加に役立ちます。また、具体的な不動産の条件が決まっているユーザーが多いため、反響が獲得できれば契約率も高くなります。
ぜひ、他社との差別化にも役立つため、重点的に取り組み地域の不動産会社の地位を確立しましょう。
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