不動産集客において「Instagram広告をどのような目的で使ったらよいかわからない」「広告を出稿しているけど、問い合わせまでに結び付かない」といった悩みを持つ方も多いでしょう。Instagram広告は、ターゲティングの精度が高く、画像や動画でユーザーに訴求できる点がメリットです。しかし、目的や導線設計を間違えてしまうと、思ったような成果が出ません。今回は、不動産集客でInstagram広告を活用する際のアイデアを紹介します。

不動産集客でInstagram広告を活用する際の7つのアイデア

ここでは、不動産集客でInstagram広告を活用する際のアイデアを紹介します。広告出稿後の目的を明確にすることで、CV率の向上にもつながります。

来場予約・モデルハウス見学を促す

Instagram広告は、不動産会社では内覧やモデルハウスの見学予約獲得の目的で使われることが一般的です。Instagram広告は、文字だけでは伝わりにくい物件の魅力を画像や動画を利用して訴求できます。
広告制作時には、南向きで日当たり良好な角部屋など、ユーザーに物件のイメージを具体的に想像させる写真やテキストの活用が大切です。物件の外観や内観がわかりやすい画像やパースを入れると、興味を持ってもらいやすくなります。

さらに、モデルハウス内を360度見渡せるバーチャルツアー動画を配信し、雰囲気や魅力を伝えるのも良いでしょう。広告内に来場予約フォームのリンクを設置すれば、ユーザーは手軽に来場予約ができるため、離脱率も低くなります。

▼不動産集客におけるInstagramの活用例については、以下の記事も合わせてご覧ください。
不動産集客ならInstagramがおすすめ

広告からLPへ誘導して資料請求・問合せを獲得する

広告配信後に、LPに誘導することで資料請求を獲得できる可能性が高くなります。
広告配信用のクリエイティブは、限られた情報しか伝えられません。LPの役割は、ユーザーに物件の特徴をわかりやすく伝え、興味を持ってもらうことです。

LP制作時には、ターゲットを明確にし、テーマを絞って制作しましょう。自社の強みをコンテンツに記載すると、他社との差別化にもつながります。丁寧な接客や、アフターサービスの充実などユーザーにとってメリットなる強みを訴求できると効果的です。

▼不動産集客におけるInstagramの運用例については、以下の記事も合わせてご覧ください。
不動産集客に効果的なInstagramの運用方法

認知拡大やブランドイメージを向上させる

Instagram広告は、認知拡大の目的にも効果を発揮します。
広告にはさまざまな種類があり、目的に応じて適切なフォーマットを選ぶことが重要です。

代表的な広告は以下になります。

広告形式	特徴
フィード広告	通常の投稿と同様に、タイムラインに表示され、情報を届けられます。
リール広告	ショート動画形式で拡散されやすく、物件の魅力を動的に伝えられます。
ストーリーズ広告	フルスクリーンで表示されるので、視認性が高く、短時間で印象を残せます。物件紹介やキャンペーンの告知に最適です。
カルーセル広告	複数の画像を配信できるため、異なる物件や特徴を伝えられます。
コレクション広告	商品カタログのような形式で、内見予約やお問い合わせへの誘導に効果的です。

これらの広告形式を活用することで、不動産に興味のあるユーザーに効率的に訴求できます。Instagram広告は、顕在層だけでなく潜在層へのアプローチにも効果的です。

▼不動産集客におけるInstagramの活用事例については、以下の記事も合わせてご覧ください。
不動産集客でInstagramを活用した事例

見込み顧客に再アプローチする

リターゲティング広告とは、過去にサイトを訪問したユーザー向けに表示する広告です。
資料請求や内見予約に結びつかなかったユーザー向けに、再度広告を配信することで、自然にサイトに誘導できるため、CV率を高めるうえで有効です。

キャンペーン・特典告知で短期反響を獲得する

Instagram広告は、期間限定のキャンペーンや、仲介手数料無料など特典を告知する際に活用できます。特に有効なのが、24時間限定で表示できるストーリーズ広告です。ストーリーズ広告は、自然な形でアプローチできるため、期間限定キャンペーンの告知に適しています。たとえば「今月限定、仲介手数料無料キャンペーン」などの告知をストーリーズ広告で配信することで、ユーザーの注目が集められます。

▼不動産集客に活用できるInstagram広告については、以下の記事も合わせてご覧ください。
不動産集客に活用できるInstagram広告とは

Facebook広告と併用し、幅広いユーザー層にアプローチする

Facebook広告は、Instagram広告と同じ広告マネージャーで運用できるので、併用での出稿も可能です。Instagram広告だけの利用よりも、幅広いユーザー層にアプローチできます。

Facebook広告は住宅関連コミュニティに所属し、新築マンションの購入を検討している中高年層に向けて展開し、Instagram広告はビジュアル訴求に関心が高い賃貸物件を探している若年層に向けて展開するなど、それぞれの特徴に合わせてアプローチする戦略が効果的です。

Facebook広告とInstagram広告は、その他の広告手法に比べてターゲティングの精度が高く、競合と競り合いにくいため、単価が安くなる傾向にあるのも魅力です。

LINE公式アカウントと連携し、資料請求後のフォローアップを強化

Instagram広告で獲得した見込み客向けにLINE公式アカウントを活用したフォローアップもおすすめです。LPに「LINEで見学予約・個別相談」への導線を設置することで、ユーザーが行動しやすくなります。

LINEに「友達追加」してもらい、顧客との関係構築に役立つ効果もあります。
セグメント配信機能を使えば、顧客の属性や行動履歴に基づいたメッセージが送信できます。住宅ローンで悩まれている方には、住宅ローンセミナーのイベントを告知するなどユーザーに合わせた活用が可能です。

ステップ配信機能も見込み客との関係構築の方法として有効です。友だち追加直後にはウェルカムメッセージ、数日後には新着物件の紹介や、スタッフ紹介のメッセージを配信して、顧客との接点を増やしましょう。

Instagram広告は認知拡大、LINE公式アカウントは関係構築に利用するといった使い分けも効果的です。

▼Instagram広告の活用法や開始方法については以下の記事も合わせてご覧ください。
不動産集客に活用できるInstagram広告の進め方

まとめ

Instagram広告は、不動産会社において内覧予約や資料請求の獲得、ブランド認知向上など多様な目的に活用できる広告手法です。

LPやLINE公式アカウントなど他のチャネルと連携することで、潜在層の興味喚起から来場予約、成約後のフォローまで一貫した導線を構築できます。

キャンペーン告知やリターゲティング施策も組み合わせ、短期反響と長期的な関係構築との両立ができ、成果の最大化が図れます。

自社の目的に合わせてInstagram広告を活用し、来店予約や問い合わせ獲得に役立てましょう。