- 2025年07月15日
不動産集客でホームページ制作を行う手順

代表取締役社長 兼 Webコンサルタント
中尾 優作
不動産会社が安定的な集客を実現するためには、自社ホームページの活用が重要です。今回は、ホームページ制作の流れと、制作会社を選定する際のポイントを紹介します。
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ホームページ制作の流れ
不動産会社がホームページを制作するには、適切な手順で進めることが大切です。ここでは、サイトコンセプトの設計から運用・改善までの流れを解説します。各工程の目的とポイントを理解し、スムーズな制作進行と成果に繋がるサイト構築を目指しましょう。
手順1:サイトコンセプト設計
まず取り組むべきは、ホームページのコンセプト設計です。自社が集客したいターゲットを明確にし、どのような反響を獲得したいかゴールを設定します。例えば、賃貸希望者の問い合わせや住宅購入層の資料請求、売却希望者の査定依頼など目的によって必要なコンテンツやサイト構成は異なります。ターゲットが求める情報を深掘りし、エリアや価格帯、ライフスタイルなど具体的なニーズを整理しましょう。
手順2:サイト構成設計
次に、サイト全体の構成を決定しましょう。不動産ホームページは、物件情報掲載型サイトと資料請求・来店予約型サイトに分類できます。各サイトの特徴は以下になります。
サイトタイプ | 特徴 | 必要な要素・ポイント |
---|---|---|
物件情報掲載型サイト | 物件情報を詳細に掲載し、検索性を高める | ・検索機能 ・物件一覧ページ ・物件詳細ページ(間取り、写真、周辺環境、学区、ライフライン情報など) |
資料請求・来店予約型サイト | 資料請求や来店予約を促すように導線を設計する | ・サービスページ ・キャンペーンページ ・問い合わせボタン ・来店予約フォーム |
自社のホームページの目的を確認し、適切なサイト構成を選択しましょう。
手順3:コンテンツ作成
サイト構成が決まったら、各ページに掲載する具体的なコンテンツを作成します。特に物件情報ページでは、間取りや写真だけではなく、周辺施設の情報や交通アクセス、日当たりや眺望など生活イメージが伝わる情報を掲載することが反響数の向上に役立ちます。また、会社情報、スタッフ紹介、お客様の声などもユーザーの信頼獲得に重要です。コンテンツ作成の段階でSEOを意識し、ターゲットキーワードやエリア名を適切に盛り込みましょう。
SEOを成功させるためのコンテンツの作り方は、こちらのページもご覧ください▼
不動産集客でSEOを成功させるためのコンテンツの作り方
手順4:デザイン制作・開発
コンテンツ設計が完了したら、具体的なデザイン制作・開発フェーズに入ります。まず、ワイヤーフレームを作成し、ページ構成や要素配置を決定します。次に、デザイン制作では、ターゲットユーザーに合わせたカラーやフォント、レイアウトを選定し、スマホファーストのデザインを設計します。近年、物件を探しているユーザーの多くがスマートフォンを利用しており、総務省の調査でもインターネット利用端末の約7割がスマートフォンであると報告されました。サイト画面が見づらく操作性が悪いと、離脱率が高まり反響獲得の機会損失に繋がるため、スマートフォンで快適に閲覧できるデザインが重要です。その後、CMS構築やシステム開発を行います。特に、更新性の高いCMSは、公開後の運用負荷を軽減できます。
手順5:公開
デザイン制作・開発が完成後は、ホームページの公開です。公開作業前には、サーバー設定やドメイン設定、SSL化対応など技術的な部分を確認しましょう。また、スマホ表示やフォーム送信のテストも行ってください。公開後は、不具合を発見した場合でも即時対応できる体制を整えておくことが大切です。
手順6:運用・改善
ホームページは公開して終わりではなく、運用と改善の継続が集客に繋がります。公開後は、定期的な物件情報の更新や最新情報を提供し、検索順位を維持・向上を意識しましょう。また、Google AnalyticsやSearch Consoleを活用して、問い合わせボタンの配置や訴求内容を改善することでコンバージョン率の向上が期待できます。
SEOと並行してMEOも実施しておくと、ホームページへの集客に役立ちます▼
不動産集客でSEOを行う際にはMEOも並行して実施する
制作会社の選定方法
不動産ホームページ制作で成果を上げるためには、制作会社の選定が重要です。制作会社を選ぶときは、過去に不動産業界のサイト制作実績があるか確認しましょう。実績のある会社は、物件情報の掲載や集客導線設計のノウハウがあり、初期設計から運用改善まで一貫した提案が可能です。
次に、CMSの更新性や運用サポート体制も評価ポイントです。物件情報やキャンペーン情報をタイムリーに更新できるか、運用開始後の保守・改善提案をしてくれるかも確認しましょう。
さらにSEO対策や集客提案力、アクセス解析レポート提供の有無も確認できると良いでしょう。
不動産業界のSEOに強い制作会社をお探しの方は、こちらのページをご覧ください▼
不動産業界のおすすめSEO対策会社を紹介
まとめ
不動産ホームページの制作は、コンセプト設計から公開まで一貫した計画が重要です。
物件掲載型、資料請求型それぞれの特性を理解し、ユーザーが求める情報をわかりやすく届けることが成果に直結します。
制作会社選定では、不動産業界での実績、CMSの使いやすさと運用サポート体制、SEOや集客提案力の3点を確認しましょう。公開後は、アクセス解析やコンテンツの更新による改善・運用を継続することで、安定的な集客と反響数向上が実現できます。
今回、紹介した手順やポイントを踏まえて、ホームページ制作の目的とターゲットを再確認し、現在のサイトの課題点をリスト化してみましょう。その上で、必要な機能やコンテンツを整理し、複数の制作会社へ相談・見積もり依頼を行う準備を進めることが、集客成功への第一歩です。
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