不動産会社のインスタ活用方法8選!集客に繋がる運用や注意点とは?

SNSがビジネスで使用されるケースが増えてきた近年において、不動産会社の中でも取り入れ始めている企業は多くなってきました。

特にInstagramは写真や動画などで訴求をすることができるSNSのため、物件の魅力や雰囲気が伝わりやすいといった傾向にあります。

「不動産会社でインスタを使って集客できるの?」
「インスタグラムを始めてはいるが成果につながらない…」

このようなお悩みを抱えている不動産会社の経営者様は多いのではないでしょうか。

今回の記事では、SNSの中でも集客に繋がりやすいインスタグラムについての活用方法を徹底解説しております。

インスタグラムを既に始めている、これから始める予定の企業様はぜひ参考にしてみてください。

不動産会社がインスタを活用するメリットとは

不動産会社がインスタを活用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
今回はインスタ集客のメリットについて解説します。

写真や動画で物件を魅力的に訴求することが可能

不動産会社がインスタ集客に取り組むメリットは多岐にわたりますが、一番に挙げられるのは、写真や動画を活用することで物件を魅力的に見せることが可能な点です。

インスタグラムはビジュアル面に特化したプラットフォームであるため、募集している物件の特長や魅力をより効果的に伝える事ができます。

情報伝達能力を文字と比較した場合、画像はテキストの7倍、動画は5000倍以上にものぼると言われております。

その他SNSと比べてInstagramの場合はフィードやリール、ストーリーを活用する事で物件の魅力をより深く届ける事が可能になります。

女性や若い世代に情報を届ける事ができる

次に挙げられるメリットは、主に女性や若い世代に情報を届けやすいという点です。

インスタグラムは、前述したように洗練された美しい画像や動画の掲載に特徴があるプラットフォームといえます。

これが特に女性や若いユーザーに魅力的に映り、彼らの感性や好みにアピールしやすいといえるでしょう。

一般的に女性や若い世代は、ライフスタイルやトレンドに敏感なユーザーが多いのが特徴です。

このような層は、不動産を単なる住まいとしてでなく、ライフスタイルや個性の一環として捉えます。

住まい選びにおいて、女性や若い世代はデザインやコンセプトに敏感であるため、物件情報を単に羅列するのではなく世界観を統一し、暮らしを想像させるような投稿をする事で共感を得る事が可能になります。

Instagramは写真と動画を上手に活用しユーザーの感性に訴えかける事で、自社のファンになってもらう事が可能なプラットフォームです。

他のSNSと連携し拡散することができる

インスタグラムには他のプラットフォームとの連携機能があり、インスタグラムで上げた投稿を他のSNSにシェアすることも可能という特徴があります。

これにより、より広範なユーザーに対し、アピールできるでしょう。

例を挙げると、インスタグラムの投稿をFacebookやXなど他のSNSと同時にシェアすることで、それぞれのプラットフォームに登録しているユーザーにも物件情報が届きます。

これにより、異なるユーザーグループに対してリーチすることが可能です。

不動産会社がインスタグラムを中心に集客面を展開し、他のSNSとの連携を図ることで、より多様なユーザーにアプローチしやすくなるでしょう。

ユーザーとコミュニケーションが取れる

インスタグラムでは、コメントやダイレクトメッセージ機能が存在します。

これにより、不動産会社は潜在的な顧客と直接的なやり取りが可能になります。

例えば、掲載した物件に関する情報や条件についてユーザーが疑問を抱えた際、即座に返信することで信頼感が生まれ、ユーザーの興味を引きつけやすくなります。

また、対話が生まれる事でユーザーのニーズや好みを把握する事ができるため、より適切な物件の提案やイベントの案内をする事が可能になります。

Instagramはメールや電話と異なり、問い合わせのハードルが低いため、ユーザーからの質問に対して適切に回答する事で、来場や物件案内につなげる事ができます。

不動産会社は、インスタグラムによってユーザーとの密なコミュニケーションを築き、その結果として信頼関係が醸成され集客が可能となります。

不動産会社がインスタ集客に取り組む際の注意点

ここからは、不動産会社がインスタ集客に取り組む際の注意点について詳しく解説します。

投稿の更新に負担がかかる

まずは、更新に負担がかかるケースが挙げられます。

Instagramの運用には、投稿の企画や画像作成、入稿作業や動画編集、素材集め、投稿分析など、様々な業務が発生します。

前述の通りビジュアルで訴求するSNSのため、ただ物件写真を上げただけでは全く反応を得る事ができません。

画像の加工や動画のテロップ・音楽を適切に入れた投稿を作成する事でユーザーの興味を惹きつける事ができます。

これらの業務をSNSの責任者がおらず現場社員に任せていると、日ごろの業務に追われて誰も更新しないといったことが考えられます。

無理な体制で更新していると、忙しさの余り投稿の確認を怠る事で、誤った情報を記載してしまう可能性もあるので注意が必要です。

誤った配信や更新の止まったアカウントは逆にユーザー離れを引き起こす事態ともなりかねませんので、質の高い投稿を継続的に配信する事が重要になります。

インスタで集客したユーザーの受け皿が必要

受け皿がなければ、ただ物件を掲載しただけの作業に終わってしまうでしょう。

ユーザーが物件に興味を持った際に、簡単に連絡や問い合わせができる方法を提供できるシステムが必要になります。
物件情報や詳細な条件は、ウェブサイトやLINEへ誘導するなどの対応が可能でしょう。

具体的には、魅力的な物件でユーザーの興味を引きつけ、金額のみ別の受け皿で紹介するケースが効果的です。

また、DMやコメントを貰っただけでは追客がしづらいため、自社サイトの会員登録を促しメールアドレスを取得したり、公式LINEに誘導し定期的にアプローチできるような座組みを整える必要があります。

インスタグラムでは、ユーザーとのやり取りを通じて信頼を築き、具体的な案件につなげるため、受け皿を整備することでより大きな成果を見込む事が可能になります。

炎上のリスク

インスタに限らず、SNSを運用していくのであれば炎上に対する注意が必要です。

不適切なコンテンツや誤解を生む情報が投稿されると、炎上のリスクが高まります。

物件情報やプロモーションに対するユーザーの感情や意見は様々であであるため、思いがけなく炎上を引き起こしてしまう可能性は0ではありません。

そのため、敏感なトピックや不正確な情報を避け、投稿前に校正作業を設けるなど慎重に運営していく事を心がけなければいけません。

万が一炎上が発生した場合には、冷静で迅速な対応が求められます。

ユーザーとのコミュニケーションを大切にし、トラブルが発生した場合には真摯な姿勢で問題解決に努めることできなければ大きなデメリットとなるでしょう。

不動産会社がインスタ活用をするアイデア8選

さて、ここからは不動産会社がインスタ活用するアイデアを8点紹介します。

物件写真や周辺環境の写真を投稿する

物件写真や周辺環境の写真を積極的に投稿しましょう。

リビングやキッチン、庭など、生活の様子がわかるような写真を掲載する事で、物件に住んだ後どのような生活ができるのかをユーザーにイメージしてもらいやすくなります。

ここでは、単に写真を掲載するのではなく、人を使った写真にする事でより生活イメージを持ちやすくさせる事がポイントです。

また、物件の写真を載せるだけでなく、周辺環境の写真も非常に重要です。

学校区の情報やスーパー・コンビニ・商業施設・公共交通機関のアクセスポイントなど、物件がどのような環境に位置しているかを視覚的に伝えましょう。

以上のことから、物件写真や周辺環境の写真を積極的に投稿することで、インスタグラム上で物件の魅力を最大限に引き出し、ユーザーに興味を引かせることができるでしょう。

リールやライブ配信機能を使用しルームツアーを撮影する

リールやライブ配信機能を使用してルームツアー動画を撮影することも効果的な手法です。

リールは短い動画コンテンツを提供し、ユーザーの注意を引きやすいといった特徴があります。

物件のハイライトや魅力的なポイントを音楽やテロップをつけながら分かりやすく紹介する事で、ユーザーの興味を引きつけることができるでしょう。

また、ライブ配信機能を使ってリアルタイムで物件を案内する取り組みも効果的です。

例えば、ルームツアー配信中の質問にリアルタイムで答え、ユーザーが見たい部分を優先的に案内するような取り組みができると、よりニーズに応える体験を提供できます。

ライブでは、同時視聴者もいるため、「早く問い合わせしないと物件が取られてしまうかも知れない」といったような限定感も訴求する事ができるため、問合せにつながるケースが多いです。

また、リールやライブ配信では物件情報をわかりやすく伝えられるだけでなく、不動産会社のスタッフの個性も伝える事ができるため、「この人に任せたい」「この人なら信頼できそう」といったような、スタッフを指名した問い合わせが来ることもあります。

インスタ広告を配信する

アカウント運用と同時にインスタ広告を配信することも活用方法のひとつです。

アカウント運用から集客に繋げるには、立ち上げてから早くても1ヶ月〜3ヶ月ほどの期間が必要です。

フォロワーが増えてくると費用を掛けずに安定した反響が見込めますが、時間が掛かるのは間違いありません。

そのため、即効性のある広告を配信する事が有効になります。

インスタグラムの広告機能では、地域や興味、年齢などのパラメータを細かく設定することで、特定の目標層に的確にアプローチする事ができます。

写真だけでなくストーリーズ広告など動画での配信できるため、複数パターンの広告を作成しABテストを繰り返す事で、よりクリック率や反響率を高める事が可能になります。

ハッシュタグを活用する

ハッシュタグを活用する事で、ユーザーから自社の投稿を見つけてもらえやすくなります。

例えば、 #新宿不動産 #名古屋賃貸 #◯◯マンション などのハッシュタグを使用することで、興味を持つユーザーが簡単に情報を取得できます。

ただ、ハッシュタグの付けすぎはアカウントの評価が悪くなるので注意しましょう。

不動産や住宅に全く関係のないハッシュタグを入れてしまうと、インスタグラムのアルゴリズムが不動産関連の投稿と認識できず、全く関係のないターゲットに表示されてしまう事があります。

30個を上限につける事はできますが、5〜10個程度が適正値といえるでしょう。

ビジネスアカウントで投稿分析を行う

インスタグラムを活用するのであれば投稿分析は必須となります。

インスタグラムのインサイト機能を使用する事で、どの投稿が伸びているのか、狙ったターゲットに届いているのかなどを定量的に分析する事ができます。

例えば、投稿のリーチ数やいいね数、保存数、フォロワーの年齢層、エリア情報など、細かなデータを分析し、改善していく事でより早く、より大きな成果を生み出す事が可能になります。

ただし、インサイト機能を使用するにはビジネスアカウントへの変更が必要です。

インスタグラムの活用において、闇雲に運用するのではなく、投稿分析に基づいたPDCAを回していく事がとても重要になります。

魅力的なプロフィールを設定する

インスタでの集客を成功させるには、質の高い投稿を作るだけでなく、魅力的なプロフィール設定が重要です。

プロフィールは最初にユーザーが目にする情報であり、興味を持ってもらいフォローしてもらわなければいけません。

投稿を見たユーザーが自社アカウントのプロフィールに飛んだ際、平均的に75%がフォローをせず離脱するというデータも出ております。

コンセプトを明確にし、簡潔かつわかりやすく自社の強みや価値を訴求する事でフォローしてもらえる可能性が高まります。

同時に連絡先情報やウェブサイトへのリンク・アクセス情報を掲載して、ユーザーが簡単に問合せできる導線を整えておきましょう。

魅力的なプロフィールを設定するためには「ハイライト機能」も活用していく事がおすすめです。

ハイライト機能で画像や動画を用いながら自社の強みや価値を訴求していきましょう。

ターゲットを絞りアプローチをする

効率よく顧客にアプローチをするために、ターゲットとなる顧客の地域や年代層を絞り込みましょう。

「◯◯エリア専門の不動産業者」「20代女性に人気物件をご紹介!」など、誰に向けた発信なのかを明確にすることで、ユーザーの興味を惹きつけることに繋がります。

発信は全国に拡散されますが、自社の商圏外からの問合せで集客に繋がるケースは少ないため、エリアの絞り込みが必要です。

前述のハッシュタグや広告を配信する場合は必ずターゲットのエリアを絞りましょう。

また、地域名を含むハッシュタグを使用しているユーザーをフォローする事でも認知を獲得することも有効です。

例えば、#◯◯町グルメ #◯◯町商店街 などのハッシュタグを使用しているユーザーは周辺に住んでいる場合が多いためターゲット顧客となり得るでしょう。

ただし、一方的にフォローしていきなり営業文を送るとユーザーが離れてしまうので注意が必要です。

インフルエンサーとコラボを実施する

集客を加速化させるためにはインフルエンサーとコラボをすることも有効です。

ただし、ターゲット層に合ったインフルエンサーを選定しなければいけません。

全国的に有名な人を起用しても商圏内の集客に繋げるのは難しいため、基本的には地域に根ざしたインフルエンサーを起用することをお勧めします。

インフルエンサーを起用したら、コラボレーションの一環として、特別なキャンペーンやプロモーションを実施しましょう。

例えば、インフルエンサーのフォロワー向けの特別な物件見学イベントや、期間限定の割引キャンペーンを実施することで、フォロワーからの問合せを促進する事ができます。

このように、インフルエンサー とのコラボは、世界観やライフスタイルに共感したフォロワーに対して集客を見込む事が可能になります。

まとめ

いかがでしたか?
不動産会社のインスタ活用には様々な手法があり、適切に運用する事で大きな集客を獲得する事が可能になります。

ただし、運用体制の構築や導線の整備などをしなければ手間がかかるだけで集客に繋げることは難しいです。

プロパティフォースは、多数の不動産会社様のSNSアカウントの運用代行、内製化支援などを行なっております。

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