• 2026年07月21日

不動産業界のSNS集客におすすめの媒体は?運用メリットや注意点も解説

物件を探す人の多くが、不動産会社に問い合わせをする前に、SNSで物件情報や会社の雰囲気をチェックする時代になりました。このような変化を受けて、SNS運用を始めようと考えている不動産会社も多いのではないでしょうか?とはいえ、「どのSNSを選べばよいのか」「何を投稿すれば反響につながるのか」と悩む不動産会社は少なくないでしょう。本記事では、不動産SNS集客の基本から運用時の注意点までを解説します。SNS運用を始めたいと考えている不動産関係者の皆様は、ぜひ参考にしてください。

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不動産業界でSNS集客が注目される3つの理由

不動産会社がSNS集客に取り組む背景には、顧客の行動変化があります。具体的には、以下の3つの理由が挙げられます。

  • 非対面での物件探しが定着したから
  • SNS経由の問い合わせが増えているから
  • ポータルサイトだけでは届かない層にアプローチできるから

詳細を解説します。

理由1:非対面での物件探しが定着したから

スマートフォンの普及や、コロナ禍をきっかけに非対面でのコミュニケーションの浸透によって、不動産会社へ来店や電話をする前にオンラインで情報収集を済ませる層が増えました。物件の条件だけでなく、担当者の人柄や会社の雰囲気まで、来店前にSNSで確認する行動が定着しつつあるのです。

そのため、実際に足を運ぶ前の段階で好印象を持ってもらえるかどうかが、来店率を左右する要素になっています。

理由2:SNS経由の問い合わせが増えているから

多くのSNSにはチャット機能が備わっており、顧客は電話や来店よりも気軽に問い合わせられます。メールに比べて開封率や返信率が高く、やり取りのテンポも速いため、反響につながりやすい傾向があります。

「まずは気軽に聞いてみたい」という顧客心理と、SNSの即時性が噛み合っている点も、問い合わせ増加の背景といえるでしょう。

理由3:ポータルサイトだけでは届かない層にアプローチできるから

ポータルサイトは、物件を積極的に探している層が中心に利用する傾向にあります。一方でSNSは、まだ住み替えを検討していない潜在層にも情報を届けられるのが特徴です。

将来的な見込み客との接点を早い段階で持てることは、他のチャネルにはないSNSならではの強みといえます。

不動産業界がSNS集客で得られるメリット3選

SNS集客には、広告出稿だけでは得にくい次のようなメリットがあります。

  • 潜在層にもアプローチできる
  • 費用を抑えて情報発信できる
  • 顧客との信頼関係を築きやすい

以下で詳しく解説します。

メリット1:潜在層にもアプローチできる

SNSは、まだ物件を探していない層にも情報を届けられるという大きなメリットがあります。多くのSNSには、過去の閲覧履歴や興味関心にもとづいて投稿を表示するレコメンド機能が備わっています。フォローしていないアカウントの投稿や、検索していないキーワードに関連する情報でも、おすすめ欄や発見タブに表示される仕組みです。

レコメンド機能により、物件を探していない段階のユーザーとも接点を持てるため、今すぐの反響にはつながらなくても、問い合わせの土台を築けます。認知を積み重ねることが将来的な問い合わせにつながるのです。

メリット2:費用を抑えて情報発信できる

ポータルサイトへの掲載は、月々数十万から数百万円規模の費用がかかるのが一般的です。一方SNSは、アカウント開設から日々の投稿まで基本的に無料で行えるため、掲載費用をかけずに情報発信を続けられます。

また、InstagramやFacebookには、投稿を宣伝する機能があり、投稿した写真や動画を、1日数百円程度の費用で広告として配信できます。反応の良い投稿を選んで少額の広告費をかければ、新たな広告素材を作らずに、さらに多くのユーザーへ訴求することも可能です。

メリット3:顧客との信頼関係を築きやすい

SNSを通してスタッフの人柄や日々の業務の様子を発信すれば、会社を身近な存在として感じてもらうきっかけになります。そのうえで、コメントやメッセージへこまめに返信すれば、顧客との距離をさらに縮められるでしょう。やり取りに丁寧に応じてくれるという印象は、問い合わせ前の段階から安心感を持ってもらううえで大きな力になります。SNSを通じ、会社の透明化を進めることで、顧客との信頼関係を構築できます。

不動産会社が活用すべき6つのSNS媒体と特徴

SNSにはそれぞれ異なる強みがあるため、目的に合わせて媒体を選ぶことが重要です。ここでは、次の6つの媒体と特徴を解説します。

  • Instagram
  • YouTube
  • LINE
  • X(旧Twitter)
  • Facebook
  • TikTok

①Instagram

Instagramはビジュアル訴求に強く、内装や外観の写真投稿に適した媒体です。フィード投稿では、複数枚の写真をスライド形式で見せられるため、間取りや設備を順番に紹介したい場合に最適です。ストーリーズ機能を活用すれば、短期間の空室情報を気軽に発信でき、リール機能を使えば内見の様子を動画でテンポよく伝えられます。ハッシュタグ検索を活用すれば、「〇〇市 賃貸」といったエリア名との組み合わせで、物件を探しているユーザーの目に触れやすくなります。画像や動画を用いて訴求したい企業におすすめのSNS媒体です。

▼Instagramの具体的な活用アイデアについては、以下の記事もあわせてご覧ください。
不動産会社のインスタ活用方法8選!集客に繋がる運用や注意点とは?

②YouTube

YouTubeは、ルームツアーや周辺環境の紹介など、情報量の多いコンテンツに向いた媒体です。実際に部屋の中を歩きながら紹介するルームツアー型のコンテンツは、写真だけでは伝わりにくい部屋の広さや採光、生活動線までイメージしてもらいやすくなります。動画のタイトルや説明文にエリア名を含めておけば、YouTube内の検索からの流入も期待できるのが特徴です。動画の長さは、数十秒〜数十分と自由に設定できるため、顧客ニーズを調べつつ、最適な長さを探ってみてください。

③LINE

LINEは、友だち登録した見込み客と直接やり取りできる媒体です。公式アカウントを作成し、リッチメニューから内見予約フォームや物件一覧ページへ誘導すれば、問い合わせまでの導線を短縮できます。チャット形式でのやり取りは電話やメールより心理的なハードルが低く、新着物件情報の一斉配信機能と組み合わせることで、継続的な接点を保ちながら反響につなげやすくなるでしょう。

▼LINEを活用した具体的な集客手法については、以下の記事もあわせてご覧ください。
LINEを活用した不動産会社の集客戦略|開封率・反響率を高める活用術とは

④X(旧Twitter)

Xはリポストによる拡散性の高さが強みのSNS媒体です。フォロワーが投稿を拡散すると、フォロー外のユーザーにも情報が届く可能性があるため、空室情報の速報やキャンペーン告知など、即時性の高い発信に適しています。リポストキャンペーンを実施すれば、短期間で認知を広げることもできます。他の媒体で発信したブログ記事や動画への導線としても活用しやすい点もメリットです。

⑤Facebook

Facebookは世界で30億人を超える月間アクティブユーザーを抱える、世界最大級のSNSです。個人ユーザーは実名登録が原則ですが、不動産会社が情報発信を行う場合は「Facebookページ」というビジネスアカウントを作成し、会社名で運用できます。日本国内では30〜50代の実名登録ユーザーが比較的多く、投稿への信頼性が高まりやすい媒体です。

そのため、住宅購入や住み替えといった大きな意思決定の場面でも、安心感を持ってもらいやすいという特徴があります。年齢や地域、興味関心をもとにした精度の高いターゲティング広告に対応しているほか、地域のコミュニティグループを通じた情報拡散にも活用できます。

⑥TikTok

TikTokはフォロワー数や過去の投稿実績に関係なく、興味関心が近いユーザーの「おすすめ」欄に表示されやすいアルゴリズムを備えています。BGMやテロップを活用したテンポの良い編集で、内見の様子を数十秒にまとめて発信できるため、若者に人気の高いルームツアーと相性の良い媒体です。学生や新社会人など、これから部屋探しを始める若年層との接点をつくりたい場合に、特に力を発揮します。

▼不動産集客に活用できる媒体については、以下の記事でも詳しく解説しています。
不動産集客に活用できるSNSとは

不動産業界のSNS集客で失敗しやすい注意点

集客を目的としたSNS運用は、効果的な施策である一方、運用を誤ると成果につながらないケースもあります。主な注意点は次の通りです。

  • 投稿頻度が不安定になりやすい
  • 不適切な投稿が炎上を招くことがある
  • アルゴリズムの変化についていけず効果が出にくくなる

以下で解説します。

注意点1:投稿頻度が不安定になりやすい

SNS集客でまず注意したいのが、投稿頻度が不安定になりやすい点です。通常業務と並行して運用する場合、繁忙期には投稿の優先順位が下がり、数週間や数か月更新が止まってしまうケースも少なくありません。

フォロワーは、更新が止まったアカウントへの関心を徐々に失っていくため、せっかく積み上げてきた接点が薄れてしまいます。こうした事態を防ぐには、無理なく続けられる投稿頻度をあらかじめ決め、投稿内容をストックしておくような仕組みを整えておくことが大切です。

注意点2:不適切な投稿が炎上を招くことがある

SNS集客では、投稿内容が原因で炎上を招くリスクにも注意が必要です。物件のメリットを強調しようとするあまり、誤解を招く表現を使ってしまうと、会社全体の信頼を損ねかねません。

特にSNSは拡散力が高いため、一度炎上すると投稿を削除しても情報が残り続けてしまう点にも注意が必要です。こうしたリスクを避けるには、宅地建物取引業法や景品表示法などの規制も踏まえたうえで、表現に問題がないかを確認する運用ルールをつくっておく必要があります。

▼以下の記事では、不動産広告におけるルールについて詳しく解説しています。
不動産広告のルールとは?おとり広告を防ぐための注意点を解説

注意点3:アルゴリズムの変化についていけず効果が出にくくなる

SNS集客では、各媒体のアルゴリズムを理解しないまま運用を続けても、効果が出にくい点にも注意が必要です。TikTokやInstagramは、エンゲージメント率や投稿頻度、動画の視聴維持率など複数の要素をもとにコンテンツの表示順位を決めていますが、詳細な仕組みは公表されていません。

さらに頻繁に仕様が変更されるため、これまで効果のあった投稿手法が急に反応しなくなるといった事態も起こり得るでしょう。こうした変化に対応するには、各媒体の傾向を継続的に分析し、投稿内容や運用方法を柔軟に見直していく必要があります。社内に専門知識を持つ人材がいない場合は、SNSマーケティングに精通したプロの視点を借りることで、安定した運用を続けやすくなるでしょう。

まとめ

SNS集客は、いまや不動産会社にとって欠かせない集客手段の一つとなっています。成果を左右するのは、自社に合った媒体選びと継続的な運用、そして顧客対応の質です。

一方で、投稿の継続や炎上対策には専門的な知識と労力が求められるため、自社だけで運用を続けることに不安を感じる会社も多いのではないでしょうか。プロパティフォースでは、不動産業界に特化したSNS運用支援を行っています。自社に合ったSNS媒体の選定や運用体制でお悩みの方は、ぜひ無料相談をご活用ください。

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